自動車登録の封印とは?手続きの方法は?
自動車登録の「封印(ふういん)」とは、自動車の後部ナンバープレートに取り付けられる金属製のキャップのことです。これは、ナンバープレートの不正な取り外しや差し替えを防ぐためのセキュリティ措置です。

↑封印された状態の金属製キャップ
●封印の役割とは?
- 不正防止: ナンバープレートの偽造・盗難・差し替えを防止。
- 所有者情報の保全: 車両登録の正当性を担保。
- 法的義務: 原則として、普通自動車(自家用・事業用)には封印が必要です。
※軽自動車やバイクには封印は不要。
● 封印が必要なケース
・ナンバープレートが変わったとき
●封印の手続き方法
封印の手続きは以下の方法で行えます。
方法①:運輸支局での封印
- 登録手続き後にナンバー取得
- 車両を運輸支局に持ち込む
- 職員または封印取付委託者が封印を取り付け
※ナンバープレートの取り外し、取り付けは自身で行うことが多い
方法②:出張封印(丁種再封印)
専門の資格を所有している者がご自宅や会社に赴く「出張封印」も可能です。
- 一般には「行政書士」が代行して対応
- 事前に封印が可能な行政書士に依頼
- 費用は別途(数千~1万円前後が目安)
✓丁種再封印制度:行政書士などが運輸支局の代わりに封印を行う制度です。
●封印に必要な書類(例)
車検証、譲渡証明書(名義変更等の場合)、印鑑証明書(所有者の確認用)、委任状(代理人が手続きする場合)、申請書・手数料納付書など(運輸支局で入手・記入)
※必要書類は手続き内容によって異なります。
※注意点
- 封印を勝手に外すと法律違反(道路運送車両法)になる可能性があります。
- 封印を紛失した場合も、再封印が必要です。
- 新車購入時はディーラーが封印まで代行するケースが多いです。