引越後の自動車登録変更・ナンバー変更のススメ

今回は、ちょっとお堅い話になりますが、引越をして自動車の使用拠点に変更が生じた場合、次のような法律によっていくつかの手続きが必要であることが規定されています。

  1. 道路交通法
    道路交通法は、道路交通に関する基本的な規則を定めた法律です。この法律には、車両の登録、ナンバープレートの表示、交通違反の処罰などが規定されています。
  2. 自動車税法
    自動車税法は、自動車に課せられる税金に関する法律です。この法律には、自動車税の納付方法や税率、税金の徴収などが定められています。
  3. 自動車重量税法
    自動車重量税法は、自動車の所有者が支払う重量税に関する法律です。この法律には、税金の計算方法や徴収手続きなどが規定されています。

では、手続きを怠ると具体的にどのような不都合が生じるのでしょうか。

  1. 交通違反の取り締まり
    交通違反の取り締まりの際に、手続きを怠っていることが発覚し警告や罰金を受ける可能性があります。
  2. 自動車税および自動車重量税の支払い
    自動車の所有者または使用者は、自動車税や自動車重量税を登録自治体に支払っています。引っ越した後に登録地変更の手続きをしないと古い登録地へ税金を支払い続けることになります。二重に請求されることはないと思いますが、面倒なことに巻き込まれるのだけは回避すべきではないでしょうか。
  3. 住所変更手続きの不備
    自動車登録の住所は使用の拠点であることが前提とさています。例えば自動車メーカーがリコールを行った場合の連絡住所地は登録住所地となりますので、郵送等でその通知を送付した場合、通知が届かないということが考えられます。リコール対象車種をそのまま乗り続けることのリスクは計り知れません。
  4. 保険料の変動
    保険会社が保険料を算出する際に車両の登録住所を考慮します。登録住所が正確でない場合、保険料が変動する可能性があります。実際に事故を起こし、その保険金の支払いがどのような扱いになるのか、ご自身の保険契約の約款を確認された方がよいと思います。いずれにせよ、面倒なことを回避する必要がありそうです。

ざっと、思いつくまま列挙しました。引っ越した際には役所で転出・転入の届をすると思いますので、同様に自動車登録の変更もしていただくことを強く推奨いたします。


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