移転登録?変更登録?どっち!?

「親から車をもらった」「友人から車を譲り受けた」――そんなとき、どのような手続きが必要かご存じですか?
「名義変更すればいいんでしょ?」と思う方が多いですが、実際に運輸支局で行う手続きには、「移転登録」や「変更登録」という言葉が使われます。

でも、どっちを選べばいいのか迷いますよね。

今回は、行政書士の立場から、「移転登録」と「変更登録」の違いや、譲渡されたときに必要な手続きについてわかりやすく解説します。


「移転登録」とは?

移転登録(いてんとうろく)とは、車の所有者が変わるときに必要な手続きです。
つまり、「車の譲渡」=所有者が変わるわけですから、こちらが正しい手続きになります。

日常的には「名義変更」と呼ばれますが、手続き上の正式名称は「移転登録」です。

例:
  • 親から車を譲り受けた
  • 知人から中古車をもらった
  • 中古車販売店で車を購入した(名義が販売店→購入者へ)

このような場合は、すべて「移転登録」が必要になります。


「変更登録」とは?

一方、変更登録(へんこうとうろく)とは、所有者は変わらないけれど、住所や氏名などの情報が変わった場合に必要な手続きです。

例:
  • 引っ越して住所が変わった
  • 結婚して姓が変わった

このような場合は、所有者はそのままですが、登録情報を変更する必要があります。これが「変更登録」です。


「移転登録」か「変更登録」か

状況必要な手続き
親・友人から車をもらった移転登録
車を売買した(個人間)移転登録
引っ越して住所が変わった変更登録
結婚して姓が変わった変更登録

行政書士に依頼するメリット

移転登録は、書類の準備や記載方法が細かく、平日に運輸支局へ行く必要もあります。
仕事で忙しい方や、ご高齢の方にとっては、なかなか大変な手続きです。

そんなときは、行政書士に依頼することで、書類の作成から申請代行までスムーズに進めることが可能です。


まとめ

  • 車を譲渡されたら、「移転登録」が必要!
  • 「変更登録」は、所有者が変わらない住所・氏名の変更時に行う
  • 一般的な「名義変更」という言葉は、実際には「移転登録」を指す
  • 手続きに不安があれば、行政書士への相談がおすすめ!

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