マイナカード全機能、スマホ搭載可能に 改正法が成立

5月31日の参議院本会議でマイナンバーカードの全機能をスマートフォンに搭載できるようにする改正マイナンバー法が成立しました。生活の中で、マイナンバーカードがどれだけ利便性を発揮しているのか、正直その実感はあまりないのですが、マイナンバーカードの機能がスマホに搭載されることは歓迎されることです。これを機に、利便性が高まっていくことを期待しましょう。

私も行政書士となって、行政が取り組んでいることを少しでも知ろうとマイナンバーカードの機能をスマホで利用できるように設定をしてみました。これまではマイナポータルにアクセスする際には必ず物理的なカードをかざす必要がありましたが、スマホに設定後は物理的なカードはなくてもマイナポータルへアクセスが可能となりました。

現在は、androidのスマホのみの対応のようですが、今後はiphoneにも拡大される模様です。私の身の回りでの利用を想定すると、まずはマイナ保険証での利用が考えられますが、病院やクリニックの受付でスマホをかざすと受け付けされるのでしょうか。年齢のせいもあり最近、医者にかかる頻度が多くなっているのですがすべてリアルな保険証を提示していますし、病院窓口でもマイナ保険証の提示は求められません。このあたりが今後どのように拡大していくのか注目したいと思います。

時代の流れで、ネットでのサービスを利用する機会が増えていますが、その際の身分証明書としてマイナンバーカードを写真で撮影しアップロードする機会も増えています。この対応が今後どのようになっていくのか、ネットサービス事業者の対応にも注目することにしましょう。

このように世の中が便利になっていく一方でデジタルデバイドが気になるところです。我々、行政書士も行政の取り組みを一般の方々へ広く情報発信し、または、デジタルとは縁遠い方々の代わりとして役目を全うしていかなければなりません。

情報の正確性の確保も図る。マイナンバーとひもづいた特定個人情報の正確性を確保するために、デジタル庁が必要な支援を行う旨を新たに規定した。気軽に困りごとを相談されるような立ち位置となれればと思います。



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